Empty Study

本のない書斎/中身のない研究

「空き家の冒険」The Adventure of the Empty House アーサー・コナン・ドイル

 

青空文庫の作品を順番に読んでいく、という遊びをしていてぶつかったコナン・ドイル。(青空文庫では「ドイル アーサー・コナン」、ウィキペディアでは「アーサー・コナン・ドイル」「Arthur Conan Doyle」とある。個人的には「コナン・ドイル」という呼び方に一番なじみがある。)

 

コナン・ドイルといえばかの有名なシャーロック・ホームズシリーズの著者である。そうとは知らずに読んだこの「空き家の冒険」もそのひとつ。あとで調べてわかったことだが、「シャーロック・ホームズの帰還」という本に収録されている作品のようだ。

 

難事件が起こり、ワトソンはシャーロック・ホームズがすでにこの世を去ってしまったことを嘆く。ホームズの死は社会的にたいへんな喪失であると。

 

死んだ? シリーズものということは、当然読むべき順番があったのだ。「空き家の冒険」では、「シャーロック・ホームズの帰還」の名の通り、死んだと思われたホームズが実は生きていて、ワトソンの元に現れる。そこで「僕はこれこれこのようにして危機をくぐり抜けてきたのだよワトソン君」というような顛末を語るのだが、 この部分を楽しめなかったのは少し残念である。順番を間違えた。

 

「空き家の冒険」は、ミステリーというよりハードボイルドという印象だった。謎らしい謎もなく、難事件もあっさり解決する。推理や謎解きよりも、キャラクターとか世界観を楽しむ作品、という感じ。空き家のシーンはちょっとサスペンスっぽさもあった。

 

シャーロック・ホームズ作品は順番通りに初めから全部読んでみようかと思っている。

 

 

図書カード:空家の冒険

 

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