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本のない書斎/中身のない研究

「かいじん二十めんそう」 江戸川 乱歩

 

青空文庫に「かいじん二十めんそう」というタイトルが2つあるのだが、違いがわからないので両方読んでみた。この他に、「怪人二十面相」というタイトルもあるが、これは後日読むつもりである。

 

ひらがなのタイトルから想像した通り子供向けの作品だった。小林少年と、「ポケット小ぞう」という少年がメインで、明智探偵はほとんど登場しない。

 

2つの作品は別の話だが、少年探偵団が二十面相を捕まえる、という大きなプロットは同じだ。2作品の時系列は分からない。青空文庫にあるのはこの2つだったが、いくつものパターンというか、バリエーションがあるのかもしれない。

 

「まほうはかせ」との知恵比べは遊戯の域を出ないものだが、「怪人二十面相」は本物の犯罪者であり、警察も追っている。

 

突っ込みたくなる部分はたくさんあるのだが、子供向け作品にそのようなことをするのは野暮であるから控える。

 

短い章に分かれており、章の最後には「どうなってしまうのでしょうか」というような煽りがあるので、月刊誌などへの連載だったのかもしれない。

 

 

図書カードNo.57226:かいじん二十めんそう

東京タワーへ、空へ、海へ、山へ、変装その他様々な手段で逃げる二十面相を追う話。

 

図書カードNo.57227:かいじん二十めんそう

二十面相扮する「おうごんかめん」が絵画を盗み出す話。

 

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