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本のない書斎/中身のない研究

「唇のねじれた男」The Man with the Twisted Lip アーサー・コナン・ドイル

 

ワトソンとホームズが一緒にいるところへ依頼人が訪ねてくる、というのが一番多いパターンであるように思うが、この物語はワトソンの日常から始まる。アヘン窟に入り浸る患者を連れ戻しに行くと、そこにはなんと老人に変装したホームズがいた。

 

タイトルからは思い出せなかったが、読んだことがあった。子供のわたしには事件のことよりもアヘン窟というものが印象的だった。

 

初めから殺人などはなく、消えた(死んだ)と思われた紳士と、紳士殺害の容疑者である乞食は同一人物であった。乞食に変装して物乞いで稼いでいた紳士は、殺人事件の犯人にされてでもこの秘密を守りたかったようだ。

 

シャーロック・ホームズ作品では「変装」というのが非常によく登場し、ホームズ自身も変装の名手であるとされている。そんなに上手くいくものか、とも思うが、なぜか許せてしまう。わたしはリアリティを求めてシャーロック・ホームズ作品を読んでいるわけではないのだ。

 

 

唇のねじれた男

 

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