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本のない書斎/中身のない研究

「アッシャー家の崩壊」The Fall of the House of Usher エドガー・アラン・ポー

 

終始暗くて不気味な雰囲気が漂う。

 

「早過ぎた埋葬」を読んで癲癇という言葉にピンとくる人は、「マデリン嬢はおそらくまだ死んでいないのだな」と気が付くだろう。

 

癲癇が非常に死と間違われやすいということは注に書いてあるのだが、ここを読みとばすとただのホラー作品のようになってしまう。どちらにしても恐怖ではあるが。

 

陰鬱で不穏な雰囲気がさらに高まっていく嵐の夜。

物語の朗読と現実の音がリンクして、恐怖は「決壊」とでも呼ぶべきその絶頂を迎える。

 

 「気違いめ! 彼女はいまその扉の外に立っているのだぞ」

 

 

図書カード:アッシャー家の崩壊

 

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