Empty Study

本のない書斎/中身のない研究

「ひょっとこ」 芥川 龍之介

 

馬鹿踊をして人々を笑わせていたひょっとこが転んで死んでしまう。

 

ひょっとこの面の中の顔と、その人生。

 

橋の上の見物が、ひょっとこの頓死した噂を聞いたのはそれから十分ののちである。もう少し詳しい事は、翌日の新聞の十把一束じっぱいっそくと云う欄にのせてある。それによると、ひょっとこの名は山村平吉、病名は脳溢血と云う事であった。

 

 

最近の子供はひょっとこなんて知らないかもしれないな、などと考えていたら、「ひょっとこ」という、見るからに間の抜けた字面や音がなんだかひどく不思議なものに思えてきた。

 

芥川龍之介 369作品+夏目漱石 104作品収録

芥川龍之介 369作品+夏目漱石 104作品収録

  • 作者: 芥川龍之介,テオフィル・ゴーティエ,ウィリアム・バトラー・イェイツ,アナトール・フランス,夏目漱石
  • 出版社/メーカー: サキ出版
  • 発売日: 2015/01/04
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

 

図書カード:ひょっとこ

 

アクセスカウンター