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本のない書斎/中身のない研究

「黒手組」 江戸川 乱歩

 

「黒手組」という盗賊に誘拐された娘を取り戻すべく、明智小五郎が手腕を振るう。明智は娘と身代金を見事取り返したが、事件の真相については語れないという。

 

そもそも誘拐事件はなかった。娘は恋人と駆け落ちしたのだ。そして書生の牧田がそれを利用した。娘からの手紙を隠し、世間を騒がせている「黒手組」の名を借りて身代金を要求した。だから身代金をわたしても娘は戻らなかったのである。

 

娘が戻り、明智に感謝する父は、何でも言うことを聞くという。そこで明智はある人との縁談を持ちかける。これがその駆け落ち相手というわけだ。

 

探偵小説には珍しいくらいのハッピーエンドである。明智の「ニコニコ顔」が印象的。

 

 

図書カード:黒手組

 

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