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本のない書斎/中身のない研究

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

現代のディストピア小説【ボラード病】ネタバレ感想

密かにはびこるファシズム、打ち砕かれるヒューマニズム。批評家を驚愕・震撼させた、ディストピア小説の傑作。 この本は内容を知ってしまってから読んだのだが、できれば何も知らずに読みたかった。 「どんでん返しがある」「何かが隠されている」などと言…

文庫X【殺人犯はそこにいる】―真犯人「ルパン」と、今なお隠蔽され続ける不都合な真実

これは小説ではない。なんというジャンルになるだろうか、ドキュメンタリー、ノンフィクション、ルポ、暴露本・・・しかし内容は程度の低いゴシップなどではない。 凶悪な「連続幼女誘拐殺人事件」の犯人は実は冤罪で、真犯人は別にいる。そして警察は、真犯…

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